目の下にある『涙袋』は、美人の証とも言われています。
涙袋をぽってりとさせる涙袋メイクが流行したり、美容外科で涙袋を形成する人もいるほど。
涙袋がぽってりしていると、若々しく可愛らしい印象を与えることができるので、憧れる女性は多いのです。
しかし、実は涙袋は目元のたるみを作る原因でもあるのをご存知ですか?
若いころはいいのですが、年齢を重ねると涙袋があることにより、余計に老けて見られてしまうことがあります。
■涙袋ってなに?
涙袋ですが、実際に涙がたまっているわけではありません。
その正体は「眼輪筋」という筋肉なのです。
眼輪筋は目の周りをぐるりと囲むようにあり、瞬きをするときに使われます。
その涙袋が美人の証と言われるのは、筋肉がよく動き顔の印象を大きく変えてくれるからなのです。
■なぜ涙袋が原因で老けて見えるの?
頬にある筋肉が衰えると頬全体がたるんでしまい、ほうれい線ができたり二重あごになったりします。
体でも胸の筋肉が衰えれば胸は垂れますし、腹筋が衰えればお腹はたるみます。
それと同じように、眼輪筋も加齢とともに衰えていくため、涙袋がたるみ、目元が下がって見えてしまうのです。
涙袋が元々ぽってりしている人は、たるみが目立ちやすいため余計に老けて見えてしまいます。
■マッサージで涙袋をキープしよう
涙袋をキープするためにはマッサージが効果的です。
目元にたっぷりクリームを塗り、目頭から目尻に向かって指の腹で優しくなぞるようにマッサージをするといいでしょう。
クリームを塗ることで保湿され、マッサージをすることで血流の流れがよくなるので、たるみ改善が期待できます。
■涙袋をキープするためのトレーニング法
涙袋をキープするためには、眼輪筋のトレーニングが欠かせません。
やり方は簡単です。
1. まぶしいときにやるように目を細めます
2. そのまま目を上に向け、眉毛も上に向けて10秒キープします
3. 眉毛を戻します
これを3セット、1日2回行うだけ。
それから、頬の筋肉を動かさないようにウインクをするのも効果的です。
運動をして体に筋肉をつけるように、眼輪筋のトレーニングをして涙袋のたるみを防ぎましょう。
若いころに羨ましがられた涙袋も、歳をとると「目袋」と呼ばれて厄介者あつかいされるようになってしまいます。
でも、マッサージやトレーニングなどできちんとケアをしておけば、いつまでも若々しい印象を与えることができますよ。