シワ予防には「カルシウム」と「ビタミンD」「コラーゲン」が重要
年齢を重ねていくごとに、外見が変化していくのは仕方のないことです。
ただせっかく歳を取っていくなら「素敵にいい歳の重ね方をしていきたい」とは多くの方が思っていることでしょう。
できれば、いつまでも「シワ」や「シミ」の少ないきれいな肌でいたいですよね。
シワがあるとどうしても老けて見えてしまいますし、一度できたシワはなかなか取り除けません。
シワはできる前に予防しておきたいものですが、どうしたら予防できるのでしょうか。
そのカギはなんと「カルシウム」と「ビタミンD」が握っています。
今回は、シワとカルシウムとビタミンDの関係性についてご紹介していきます。
シワには骨密度が関係している!?
2011年に、アメリカのエール大学が「骨密度の低い人ほどシワができやすい」という研究結果を発表しました。
実は、肌の弾力やハリだけでなく、骨を支えているのも「コラーゲン」なのです。
コラーゲンが減少して骨密度が低くなるということは、肌の弾力やハリもなくなってしまうことにつながるのです。
また、丈夫な骨を作るために欠かせない「カルシウム」が減少すると、骨密度が下がるだけでなく、骨は痩せてしまいます。
頭蓋骨が痩せてしまえば頭皮がたるみますし、頭皮がたるむということは頬やあご周りもたるんできます。
丈夫な骨を保つためにも「コラーゲン」と「カルシウム」、そして骨をつくる「ビタミンD」は絶対に欠かしてはいけないのです。
「カルシウム」を手軽に多く摂るには?
骨密度を高くするためには、まずカルシウムをしっかり摂ることが大切です。
小魚や牛乳はたくさんのカルシウムが含まれていることで知られていますが、他にはどのようなものに含まれているのでしょうか。
カルシウムが多く含まれている身近な食べ物には、桜エビやしらす干し、プロセスチーズ、カマンベールチーズ、もろへいや、しそなどがあります。
カルシウムを積極的に体に吸収させるには、お酢などに入っている「ビタミンC」や「クエン酸」を一緒に摂るようにすると良いでしょう。
「コラーゲン」はどうやって摂取すればいい?
コラーゲンも食べ物から摂取することができ、キレイを保つには1日あたり1000mg〜5000mgほどが必要とされています。
コラーゲンが多く含まれている身近な食べ物は、うなぎや牛スジ、鶏軟骨、鶏手羽元、鮭、しらす干し、さんまなどです。
肉や魚に豊富に入っているので、美容だけでなく健康の面でもよさそうですね。
しらす干しはカルシウムもコラーゲンもたくさん含まれているので、積極的に食べたい食品です。
「ビタミンD」が多く含まれている食べ物とは?
骨を作ってくれるビタミンDは、しらす干しやイワシ、鮭、すじこなど魚にたくさん含まれています。
カルシウムやコラーゲンが含まれている食材と一緒に食べることで、さらにビタミンDが体に吸収されるようになりますよ。
またビタミンDは日光に当たらないと体では生成されにくいので、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びることを習慣づけましょう。
朝の日光浴は、体を目覚めさせる効果もあるのでスッキリとした気分で1日の始まりを迎えることができます。
化粧品での日々のスキンケアも大切ですが、シワを予防するためにはしっかりとした骨を作ることがとても大切です。
「カルシウム」「コラーゲン」「ビタミンD」を十分に摂ってシワのないたまご肌を目指していきましょう。